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文系×理系 対談インタビュー

文系×理系 対談インタビュー

理系出身者が多い…というイメージが強いIT業界。しかし、HBAでは理系だけではなく、文系出身者も多く活躍しています。そこで今回は、入社4年目の同期社員4人(理系学部出身2人・文系学部出身2人)に集まってもらい、時に真剣に、時に脱力しながらお互いの成長や理系と文系それぞれの特徴を活かしたワークスタイル、考え方について語り合ってもらいました。

「適応力」と「意欲」があれば理系も文系も関係ない。

みんなはどうしてHBAに入社しようと思ったの?
僕は元々文系だったんだけど、大学でIT業界に興味を持って志望したんだよね。
そのうえで、生まれ育った北海道で活躍したいと思って、道内大手IT企業であるHBAを選んだんだ。

私も全く同じ理由!
今の世の中に必要不可欠となっているシステムやアプリってどういった仕組みで動いているんだろうという興味だったり、漠然と今後生きていくうえでITのスキルを持っていたら良さそうだなと思ったり。

僕は昔からパソコンを触るのが好きで、それを仕事にしたいと思っていたんだよね。

僕はもともと工業系の高校に通っていて、大学では機械・情報どちらの学部を専攻するか考えたときに自分には情報が合ってそうだなと思って。
そこから自然な流れでHBAに入社したよ。

そうだったんだね!
今回の本題に入るんだけど、普段働いていて文系と理系で考え方やスキルの違いを感じたことってある?

私は入社した最初の頃は知識がなくて苦労したので、正直文系と理系の差を感じたかな。
でも最近配属されてきた理系出身の後輩が、私の部署で必要な開発スキルについて大学で勉強する機会があまりなかったみたいで、一から勉強しているんだよね。
それを見ていたら、私たち文系とスタート地点は意外と同じなのかなって思ったりしたよ。

確かにそうだよね。理系の人からはどう見えている?

スキル面では大学でやっていた・やっていないという差はあるのかもしれないけど、考え方や心構えの部分ではあまり感じたことがないよね。

考え方や心構えは文系・理系というより「人」によるんじゃないかな。

今まで勉強してきたこともそうだけど、大切なのは適応力だと思う。
その人が知識や技術を吸収しようとする気持ちがあれば文系・理系関係なく活躍できるんじゃないかと思う。

理系の人たちは好きだったから高校や大学で学んだという人が多そうだよね。
文系の私たちは興味を持ったのが少し遅かったってだけかもしれない。
だけどやっぱり、入社した時には理系の人たちはやっぱり「慣れているな」って感じたよね。

そうだね、基礎がしっかりしているって思った!

特に新人研修のころは、私たち文系は必死になって食らいついて行かなきゃって思ったよ。
新人研修のころは講師の先生はもちろん、毎日のように理系出身の同期に教えてもらいながら勉強していたのが懐かしいな(笑)。

懐かしい!本当に毎日みんなに助けてもらいながら勉強したよね。

スタートラインが違っただけで、「文系だからコーディングができない」とは全く思わなかったよ。
今までやったことなかっただけであって、決してできないわけではないと思う。
新人研修のころなんて特にそうだったけど、研修期間の文系出身のみんなの成長速度は凄まじかったよ(笑)。
入社して3年経った今は二人はどう?

私の配属先は開発スキルももちろん必要なんだけど、お客様とコミュニケーションを取る機会が多くて、そういったスキルも必要だと感じているかな。

今僕がいる部署は、バリバリっていうほどでもないけど結構開発業務としてコーディングするので、最初は苦労したかな。でも配属されてすぐの頃、すごく仕事のできる人がいて「この人は絶対、理系出身だろうな」と思っていたら文系だったってこともあったんだ。
だから、出身学部はあまり関係なくて、配属されてからの勉強であったり、学んでみたいといった気持ちが大切だなって思ったのがすごく記憶に残っているんだ。

お互いの得意と不得意を補完し合える関係がベスト。

今回、初めて文系と理系の違いについて考えたかもしれない。

理系だから、文系だからって壁があるわけじゃないよね。
でもやっぱり、いつもシンプルかつ難解なソースコードを書いていたり、趣味で便利なツール作ったりするようなハイレベルな理系の人と働くと、すごいなと思うことも多い。気が付いたら知らない話をしていて「ちょっと分からないんで教えてください!(笑)」って聞くことも・・・。
特に私が配属された部署がそこまでコーディングをするわけではなかったので、技術的にはまだまだ追いつけていないなって感じることが多いかも。でも質問をすれば、みんな親切に教えてくれるので少しずつ成長できているかな。

その技術について詳しくない人でも、互いに理解できるように進めていくのって、僕らのようなチームでシステム開発をする仕事には重要だよね。
技術を持っている人って、自分の頭の中でなんでも解決できちゃうから、自分でも気づかぬうちにそうなっちゃっているんだと思う。僕らも後輩を持つ年次になってきたので、気を付けないとね。

その点、文系の人ってそういう難しい話を分かりやすく伝えるのが上手だと思う。
あと、前から思っていたんだけど文系・理系で質問の仕方も、ちょっと違うよね。理系だと「そんな細かいところ聞く?」ってくらい技術的に踏み込んだ質問が多いんだけど、逆に文系の人はフワッと聞いてくることが多くて、全体のバランスを把握するのが本当に上手だと思う。

そうなのかな…?フワッと聞いて全体を分かった気になっているだけかもしれない…(笑)。

案の定、その後に困ること多いよね(笑)。やばい、細かい説明を聞いてなかった!って。

そのバランスってすごい難しい…。そういったところをお互いに補完し合えればベストだよね。

技術的なスキルが高い人がいて、説明が上手な人がいて、いろんな長所を持った人がいて、それらの人々がチームで働くことで、いいものができあがっていくんだろうね。

HBAは「話せる理系」「考えられる文系」が多い。

みんなは理系に対してどんなイメージを持ってた?

もともとは理系ってあまりコミュニケーションを取るのが得意じゃない人が多いのかなって勝手にイメージしていたんだけど、HBAに入社してみると理系の人もコミュニケーションが得意な人が多いなって思ったよ。

HBAの仕事って社内・社外問わずコミュニケーションを取る機会が多いから自然とそういった力が身についているのかもしれないね。

私もHBAの人って、「話せる」人が多いと思う。

もともと理系も決して話せないわけじゃなくて、職人気質な人が多いだけなんだよね。
得意な分野や好きな分野であれば、ものすごくいっぱい話したくなるんだよね。

そうなんだ!好きな分野って何かあるの?

僕は入社当時から「VRが好きです!」って周りの人や会社にずっと伝えていて、日頃から独学で勉強したり情報を集めたりしていたんだよね。
そうしたら新しい部署が立ち上がるときに「やってみる?」って声を掛けてもらえたんだ。

社内でスカウトされた感じだったの?

そうだね。

それはすごい!良かったね。そのほかに理系ならではの出来事ってある?

そうだな…理系特有ってことではないかもしれないけど、仕事中、不意にどこで身に着けたか分からない些細な知識が役に立つ時があるかな。

「これ、聞いたことある!」という感じでね。学生時代から勉強していたり、趣味でやっている人もいるので、そのおかげで入ってくる情報量も多く、周りにもITを好きな人がたくさんいたから自然と知識が溜まっているんだと思う。
HBAって本当にいろいろな事業をやっているので、思わぬところで役に立つことがあるんだよね。

やっぱり聞いたことあると聞いたことないって全然違うよね。

聞いたことがあるだけでも、だいぶ違う。「なんですか、それ?」みたいなことはあまりないかも。

本当にそうだと思う。私は入社当初、仕事の会話で出てくる単語ひとつひとつが「なんですか、それ?」の連続だった。
聞いたことない言葉だからメモを取ろうにも聞き取れず、あとで調べようにも調べられないこともあったな…。
だから、その時は聞いたことあると聞いたことないの差は大きいなと肌で感じたんだよね。

でも、ゼロベースで知識や仕事を覚える方がきれいに吸収できるので、必ずしも悪いことではないと思う。雑念がないというか。
自分が知っている知識だったので特に調べずに解釈していたら、実はちょっと認識と違ったってことがたまにあるんだよね。

そうそう、大学で学んだことが仕事では「こんなに奥深い言葉だったんだ」って思うこともある。
二人は、文系でよかったことってある?

やっぱりコミュニケーションが取りやすいってことかな…特別、上手ってわけではないけど。
上司や先輩後輩はもちろんのこと、お客様だったり、一緒に開発を進めていく協力会社の社員さんだったり、いろんな人とコミュニケーションを取る機会が多いから、コミュニケーション力の大切さは日々実感しているかな。

そうだね!だけど、入社当初は少し苦労したこともあったよ。
学生と社会人のコミュニケーションの取り方はやっぱり違う。むしろ仕事に慣れてきてからは、論理立てて話せる理系的な力も社会人には必要だなと感じているんだよね。
あとは文系が学校で学ぶ知識も意外と大切だと思う。私たちの仕事ってもちろん技術的な開発の知識も必要なんだけど、お客様の業界の知識だったり、法律や会計といった知識が必要になることもあるので、この部分は文系としての強みを感じるかな。

得意を伸ばす。苦手を克服する。まだまだ続く成長への道のり。

入社して4年目、何か成長を感じることってある?
変わったところとか…。
見た目はみんなあんまり変わっていないけど(笑)。

自分は学生の頃から物忘れがひどかったから、それを防ぐためにToDoリストにまとめるようにした。
最近は、そのリストに書いたタスクを減らしていくのが快感になっているよ(笑)。
タスクを漏れなく優先順位をつけて、効率的にこなしていくのは上手になったかな。

僕は「伝える力」が成長したなって感じているんだよね。
落ち着いて説明できるようになってきたかなって。

それはお客様に対して?

お客様に対してもそうだし、一緒に働いているメンバーに対しても伝える力が成長した実感がある。
例えば、事前の準備をしっかりしてから会議に挑むようにしてから上手くいくことが増えてきたんだ。

僕もそう!絶対にこれは言わなきゃいけないってことをメモして準備している。

僕も伝えることを箇条書きにして会議に出るようになってから落ち着いて説明できるようになったな。
それと、僕の場合はメーカーからアウトソースされている部門だから先方の社員さんと話す機会が多くて、たくさん経験をさせてもらって「伝える力」が上がりやすい環境だったのかもしれない。

みんなはお客様と話すことって多い?

私はそもそもお客様先に常駐しているから、常にあるよ。

自分もだんだん増えてきているかな。コミュニケーションの取りやすさって、お客様の業種や業態によっても違うよね。
僕の場合は、同じ技術職の立場の人と話す機会が多いので話しやすい。お客様も技術的なことに関して一定レベルの知識を持っているので対等に話せるというか。お客様が技術職じゃない場合もあると聞いているので、そういったときはいかにかみ砕いてコミュニケーションを取っていくか、とても難しそうだよね。

他に成長したことってある?

どうかな…実はそんなに変わってない気もするんだよね。

すでに入社当時から完成されていたから!(笑)

当時はたくさん先輩に教えてもらったよ。
そのおかげでいろいろな面で成長させてもらうことができたかな。特に僕もお客様や協力会社の社員さんとのコミュニケーション面は成長したと思っているんだ。
例えば、仕事の期限だったり、こちらが求めていることなどは、曖昧な表現を避けてしっかり伝えないと伝わらないというのは肌で感じていて、伝える重要さは仕事を進める中で気づいて意識的に変えていったんだ。初めの頃はなかなかこちら側の意図が伝わらず、スケジュールに遅れてしまったり、お互いの認識がズレてしまうことがあって、結構苦労したんだよね。

そうやってお互いにコミュニケーションを上手に取ることができるのはすごいよね。
僕も協力会社の社員さんに依頼をする立場なので要望とかをはっきりと伝えなければならないことがあるんだけどなかなかうまく伝えられなくて…それが今の悩みかな。

それはどう対処しているの?

いまは上司の力を借りながら対応しているけど、今後は、自分の力で伝えられるようにならなければいけないなって思っているよ。

IT業界を志す就活生へ。

文系の方へ

入社当初は理系との壁を少し感じるかもしれませんが、それを乗り越えることができれば文系と理系に関係なく仕事ができると思います。もちろん、会社もそのために研修制度などをしっかり整えてサポートしてくれるので、安心して入社してもらって大丈夫です。僕も技術的なものからヒューマンスキル系まで、たくさん研修を受けさせてもらいました。その甲斐あってか、いまでは少しずつ小さなチームのリーダーのような仕事も担当させてもらってます。

変に取り繕わなくてもいいというか、「文系だからあまり知識はありません。でも興味・意欲はあります」という感じで正直に伝えてもらって大丈夫です。「入社に向けて今これを勉強しています。こんな取り組みをしています」というような意欲や行動、伸びしろのようなものを汲み取ってくれる会社です。研修制度や資格取得のサポートなど、意欲をもって取り組めば、それを応援してくれる会社なので、文系でも心配いりません!

理系の方へ

ITの知識に触れる機会が多いと思うので、常に新しい情報を仕入れ続けてください。学校や周りの友人など、多くの情報に触れられる環境は当たり前じゃない、ということを社会に出てから実感しました。今の環境に感謝して、新しい技術に関心を持って過ごしてもらえたらと思います。また、特に理系出身の子たちは、もともと楽しいや好きといった理由からこの道を選んだ人が多いと思うので、ぜひその気持ちを大切にしながら学んでいってもらえればと思います。

ITって実は幅広い世界です。あらゆる分野に活用されているものなので、できれば学生のうちにいろいろな分野に触れて、何かやりたいことや自分のおもしろいと思えることを見つけると良いのかなって思ってます。そうすれば身に付けるべきスキルもおのずと見えてくるはずです。また、HBAは多種多様な業界のお客様がいて、活躍のフィールドがとても広い会社なので、みなさんの得意を生かせる環境が必ずあると思います。自分で学び続け発信し続ければ、チャンスが来たときに、それにチャレンジできることも。将来みなさんと一緒に働ける日が来ることを楽しみにしてます!

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