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育成責任者×新人 対談インタビュー

育成責任者×新人 対談インタビュー

HBAには、新卒入社の社員を対象にした独自の育成制度があります。入社1年目の社員と先輩社員(育成責任者)がペアとなり、実務はもちろんのこと、社会人としての心構えやビジネスマナーなどを教えることを通し、新入社員だけではなく、先輩社員も含めたお互いの成長を促す制度。今回は、2023年度にペアとなったお二人に、この制度の魅力についてお話を伺いました。

新入社員の道先案内人となる育成責任者。

今日は1年間一緒に頑張ってきた話をしようということだけど、改めて話すと少し緊張するね(笑)。
最初に話したのは新入社員と育成責任者が一緒に受けたペア研修だったよね。
お互いを知りましょうみたいな研修で、そこで一気に打ち解けられたのかなと思っています。

そうですね。
ペア研修では業務以外のことなども盛り込まれていたので、カジュアルな会話もできて打ち解けることができましたよね。

自分が新入社員のころもこの制度があって、当時すごくよかったなと思っていたんだよね。
新入社員のころって、コピーの取り方のような基本的なことすら何も分からなくて、そんなときに一番身近なところで声を掛けられる先輩がいるっていうのは、社内での立ち振る舞い方も含めて、とても仕事がしやすくなった記憶があるんだよね。どうだった?

やっぱり入社当初は分からないことばかりで、何をするのにも誰かに頼らないといけない状況なうえに、誰に聞いていいかすら分からなかったり…。そこで、困った時すぐに質問できる育成責任者という先輩がいるのは心強かったです。

そう思ってもらえていたなら良かった。今回育成責任者という立場になるのが初めてだったんだけど、こうやって成長していってほしいなとか、こんな知識やスキルを身に着けてほしいなといった育成計画書というロードマップのようなものを作って、1年後の姿をイメージしていたんだよね。

その育成計画書をもとに2回くらい面談をして良かったことや改善点を振り返りましたね。そういう形で、改めて時間を作っていただき、育成責任者と振り返りができる機会があったのは、自分にとってはプラスになったと思っています。

周囲に見守られながら自らの成長が実感できる1年間。

入社から1年経ってみて、成長したと感じるところはある?

最初の頃は業務上の報告や情報共有をどういうタイミングでしたらいいのか、どういう情報を伝えればいいのか分からなくて手探り状態でした。でも、日常的に一緒に日々の進捗の報告などを繰り返していくうちに、場数を踏んだというか、慣れたというか…。1年間を通して成長したところは、そういった社会人としての報連相のような基礎的なスキルが大きいかな思っています。

僕もそうだったけど、やっぱり最初って勝手が分からないから何をどう報告したらいいか分からないよね。でも、入社から1年経って、報連相といった社会人としての基礎的なスキルはすごく成長したなって感じています。報告といっても、言葉で伝えるのと文章で伝えるのって結構違うと思っていて、言葉で伝えることはもちろんのこと、報告資料なんかも自力で書けるようになってきていると思うし、客観的に見て、とても成長したと感じるよ。あと、もちろんエンジニアとしてのスキルも確実に高まっているよ。

エンジニアとしては学校で勉強したことがなく未経験での入社だったので、本当にゼロからのスタートでした。いろいろなことを経験させてもらう中でも、技術的な部分は目に見えて分かりやすいので、自分でも一番成長を感じています。

そうだよね。僕も全くの未経験で入社したので、よく分かる。1年目って何も分からない状態からスタートして、どんどん新しいことを学んでいくから成長を実感しやすい時期だよね。だからこそ、プログラミング言語も1つではなく何種類か学んでほしいし、その中で共通するノウハウや考え方を身につけて、どんどんスキルの深さも幅も伸ばしてもらえたらうれしいね。

頑張ります!ちなみに、今回初めて育成責任者を担当されたとお聞きしたんですが、何か仕事をするうえで変化はありましたか?

今まで何人もの後輩と接してきたけど、育成責任者として1年間教育を担当するという経験は初めてだったので僕自身も学びが多かったよ。聞かれたことに対して、先輩としては何でも教えてあげたくなっちゃうものなんだけど、育成責任者として教育するという観点からは、教え方、接し方、いろいろなことに気を配り、考えながらやっていかなきゃいけないなと意識していました。ちょっと厳しい教え方になるような場面もあったかもしれないけど、何でもかんでも優しく教えるのは違うと思ったので…。しっかりと教育するところ、自分の頭で考えてもらいたいところ、フランクに接するところなど、切り分けて考えたのは今までにはない経験だったので、成長できたかなと思っています。

そうだったんですね…。ありがとうございます。

育成の基本は、綿密なコミュニケーション。

この1年で何か印象に残っていることってある?僕は去年の納会。インドから来た協力会社の社員さんと英語で話している姿が印象的だった。イギリスの大学院に通っていて英語が話せるとは聞いていたけど、実際に話しているところを見たことがなかったのでびっくりした!バリバリ英語を話しているのを目の当たりにして、めっちゃカッコいい!って。

その時はインドの方が、日本人ばかりで話しにくそうにしていたので何か話さなきゃと思ってとっさに声を掛けました。

本当にすごかったよ。英語を話している姿というのももちろんなんだけど、協力会社の社員さんを含めて、みんなとコミュニケーションを取りながらやっていきたいというK.N.くんのやさしさを感じた瞬間でもあったかな。

仕事についてはむしろ自分が足手まといになっていなかったですか?

僕のやっている仕事を一緒にやってもらったけど、全体的に滞りなくスムーズに進めてもらえて、むしろ助かっていることの方が多かったかな。1年目って、どうしても思い通りにいかないことの方が多くて遅れが出てしまいがちなんだけど、あまり大きな遅れってなかったかな。これって本当にすごいことなんだよ。

でも、1度だけ開発案件で自分の担当作業が詰まって残業することになってしまい、付き合っていただいたことがありましたよね。その時は、もう少しちゃんとスケジュールを考えておくべきだったなって思って、悪い意味でのエピソードとして覚えていますね。自分のイメージしていたより作業に時間が掛かってしまい、スケジュール管理が甘かったなと反省しました。

やってみないと分からないこともあるよね。特に初めてやる業務って、どのくらいの難易度で、どのくらい時間が掛かるか、全くわからないよね。困ったときは先輩方がフォローをするので、一つの勉強として、成長してもらえれば嬉しいです。

その他にも、自分が業務でつまづいている時に、答えではなく、解決策につながる「ヒント」を出してもらったことが印象に残っています。

僕はまずは自分で考えてほしいと思っているので、すぐに答えを出さないようにこの1年間は意識していました。「考えて考えて考え抜いた結果、こういう結論に至ったんですけど合ってますか?」とか「ここまで考えたけど分からなかったから、ここだけ教えてほしい」というように。K.N.くんはいつも自分の頭で考えて、続けて自分で調べて、それでも分からないからって聞きに来てくれてたよね。最初は時間が掛かるかもしれないけど、その姿勢って長い目でみるととても大事だと思う。

教えてもらうというのではなく、会話を通して自分自身もうまく整理できていなかったことを、どう考えていたかと「アウトプット」させていただけるような指導をしてくださったのが印象に残っています。初めのころは自分が理解していること、理解していないことを言語化するのがすごく難しくて、何が分かって何が分からないかをなかなか伝えられくて…。そんなときにいつも1つ1つ頭の中を解きほぐして、難しいことであればあるほど、ちょっとずつ道筋を示してくれるというか…だから、自分で考えなければいけないことと、教えてもらわなければいけないことの切り分けがしやすかったし、日頃からそうやって取り組んでいたこともあって、考えるクセがついたのかなと思ってます。

2人の信頼関係は、「人となり」を知ったことがきっかけ。

自分と同じように新入社員の頃は育成責任者の先輩と仕事をされたんですよね?そのころはどんな気持ちでしたか?

当時は今みたいなペア研修がなくて、配属されて育成責任者と顔合わせをして、そのまま業務に入る感じだったんだよね。今回は、ペア研修を受けて打ち解けるきっかけになったから、自分のころにもあったらよかったなと思っています。僕自身、自分から話しかけにいくのが得意なタイプではないので…(笑)。

自分もペア研修があってよかったと思っています。半日ぐらい2人でコミュニケーションがとれたので、一気に距離が縮まったと思います。

話しているといってもディスカッションではなく、ゲームみたいな感じでね。これまでの人生エピソードを絵に描いて話しましょうとか、好きなものリストから1個だけ嘘を見つけましょうとか。ゲームを通して仲良くなれるようなプログラムだったね。

そこで過去の経験や、お互いのことが知れました。「人となり」が見えてきたというか…。R.S.さんは真面目で、ひとつのものに集中すると突き進むタイプなんだなって思った記憶があります。

そんな風に思われていたのか…(笑)。K.N.くんは真面目は真面目なんだけど、結構アクティブなのかなって感じました。同期に誘われてマラソンに挑戦していたり、海外の大学に行ったり。あと社交性があって話しやすいなって思った記憶がある。K.N.くんは今後自分が先輩や育成責任者になったら、どんな感じで新入社員に接したいと思っているかな?

やっぱり話しかけやすい先輩でありたいというのはもちろんのこと、聞かれたことに一方通行で返したり、答えを教えるのではなく、会話をしてそこから解決に向けた道筋を示して、成長させてあげられるようになりたいですね。育成責任者はまだ少し先かもしれませんが、2年目となると後輩も入ってくるかもしれないので、頑張りたいなと思ってます。

自分から話しかけにいくような、明るく優しい人柄だから、後輩も安心してコミュニケーションが取れるような先輩になるんじゃないかなって思うよ。

もし2回目をやるとしたらどんなことを意識したいですか?

基本的なスタンスは変えずに自分の作業の調整とかスケジュールのやりくりを上手くやって、なるべく心に余裕を持ってコミュニケーションをとれるようにしたいかな。今回は初めてということもあったので、少し余裕がない時期があってやりづらい思いをさせてしまったタイミングもあったはず。そこは申し訳なかったなと思うと同時に、次への反省として活かしていきたいな。

新人だけでなく育成責任者も成長を感じられる制度。

初めに上司から育成責任者を担当してほしいという声掛けをもらったときは、うまくやっていけるか不安が大きかったけど、この1年間育成責任者を担当させてもらって良かったなと感じています。後輩の面倒を見るというのは育成責任者じゃなくてもできること。でも、1年を通してどうやって成長してほしいかというイメージを持って、その実現に向けて試行錯誤するのは育成責任者だからこそできたこと。今回はある程度はイメージ通りに進められて、伝えたいことは伝えられたかなと思っており、僕自身としてもとても良い経験をさせてもらったと思ってます。

僕も本当に育成責任者制度があってよかったです。ただ聞かれたことに答えてくれる先輩がいるのと、育成責任者がいるのとは全く違うと思っています。先ほどもお話ししましたが、自分で考えて、考えたことをアウトプットさせてもらえ、つまずいたら新たな道筋を示してもらえる。これは育成責任者がいなければできなかったことだと思っています。

こんなに褒めてもらってこっちも恥ずかしいな(笑)。入社前からこの制度があるのは知っていたの?

知っていましたし、とても良さそうな制度だなと魅力に感じていました。そういった環境の方が自分自身も成長できると感じていて、入社を決めた理由のひとつにもなっています。

もっとこの制度を多くの学生に知ってもらって、優秀な学生がHBAに興味を持ってくれると嬉しいな。そして、K.N.くんが立派な育成責任者として活躍してくれる姿を見るのが楽しみです!

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