株式会社 HBA
代表取締役執行役員社長 白幡 一雄
いまやITは人々の暮らしを支える基盤となり私たちが生活するうえで欠かすことができません。
また、パンデミックの拡大や労働生産年齢人口の減少など、社会課題への対応は、ITの利活用からDX(デジタルトランスフォーメーション)推進にシフトし、あらゆる企業にとって重要なテーマとなっています。
今後、企業においてはIT人材不足などの課題がより一層深刻化していくと捉えており、当社でも従来以上にシステムおよび人材育成等へ積極的に投資し、組織能力を高めながら DXを進めていく必要があると考えます。
当社は、これまで培ってきた幅広い業種のシステム構築やサービス提供の知識、経験とデジタル技術を融合し、お客様との共創により新たな価値を創造することで、社会の皆様の幸せに貢献していきます。
ローコード・ノーコード等の開発技術変革、パブリッククラウド需要増等のお客様が求める価値が変化し、当社を取り巻く環境は大きく変化しております。
変化する市場においてさらに競争優位性を高めるため、当社は「既存顧客への深耕(既存市場×既存能力)」を推進するとともに、DX関連技術等の新たな組織能力を獲得し、将来のコア事業創造のためにお客様と共に新しい提供価値を構築して参ります。(既存市場×新規能力)
さらに2025年以降を目標に、新しく創出したサービスを新規市場に提供し事業構造の転換を図って参ります。 (新規市場×新規能力)
当社はDXビジョン実現のために以下の戦略を実行して参ります。
当社のDXの取り組みは代表取締役執行役員社長が総括責任者となり推進しております。
DXビジョンに沿った戦略策定は本部ごとで検討し、DX戦略の実行を支える組織として社長直轄の組織である「DX推進事務局」を設置し、全社戦略として推進しております。
毎月1回、DX施策の実行状況の確認とDX等による業務改革の実施判断を行う全社的な意思決定を行う会議体を設置しております。また、実行における早期課題解決を目的とし、毎月2回、本部を横断したDX施策の実行状況を共有する会議体を設置しております。
※2024年3月末目標
人材育成・組織能力強化への取り組み
イノベーション創出をするためには様々な知識の修得、多様な人材が必要になります。 当社は、DX関連資格取得を推奨し、デジタル人材育成に注力して参ります。
ロボティクスソリューションに代表されるような当社にとって初めての試みについても、スピード感もって進めるべく、多彩なビジネスパートナーとのアライアンス、コラボレーションも重視して参ります。
組織能力の強化がイノベーション強化の重要な取り組みの1つと捉えており、組織能力の要であるマネージャー職の育成も強化して参ります。
チャット・ウェブ会議・掲示板などのデジタルツール活用による、社内コミュニケーションの推進
戦略推進のためのITシステム・デジタル技術活用環境の整備
基幹システムを刷新し、ビジネスインテリジェンス(BI)ツールを導入し、データに基づく迅速な意思決定を図りながら新しい価値提供に挑戦します。
新製品開発・サービストライアル
企業および団体様のDX実現に向けて、現状の業務分析から最適なソリューションの選定および構築まで当社でご支援いたします。
プラント等の巡視点検業務の効率化を行うロボットソリューションのご提案を行っております。
今後、MRグラス(HoloLens)との組み合わせにより遠隔地からの点検をさらに効率よく行えることを目指します。
コミュニケーションロボット(BOCCO emo)を活用し、Web会議システム「Zoom」との連携により体操やコミュニケーション機会の提供、各種センサーを活用し、生活を遠くから見守り、高齢者の方のQOL向上をサポートいたします。
データセンターやBPO業務の稼働状況監視や、オペレーション異常の発生を監視カメラ映像から検知・通知する映像監視システムの導入・構築しております。
仮想空間上に会議室、およびアバターを配置し、VRでの会議システムをご提供いたします。
これにより、会話のスキマのコミュニケーション、偶然性のあるコミュニケーションが可能となります。
主に小売・製造業様における過剰在庫によるロスコストや機会ロスの削減などの長年の課題解決に向け、
AIエンジンを利用した商品出荷数や適正在庫数など様々な予測をPoC(概念実験)を通して実現 いたします。
各種装置から収集したログ情報を学習、分析を行い、装置の異常状態の検知や故障予知を行う研究開発を実施しております。
サーバランプ点検等の人手による作業を減少させることを目的として、データセンターにHSR、自律走行搬送ロボットやロボットアーム等のロボット技術を導入し、スマートファクトリー化を進めています。